路地から文化が始まる
路地カラ研究会は恵那市を中心に活動しております
路地裏の歴史と暮らしに焦点を当て
路地文化の発展と振興を応援しております。
News
路地カラとは
「路地」とは表通りに面していない小径・細道を指します。路地あるいは路地裏には人々の飾らない暮らしが息づいています。
岩村城下町の魅力は表通りの建造群だけでなく、むしろ路地を囲む住民たちの日々の営みにあります。
岩村を訪れる人たちは表通りの立派さと同時に迷路のように入り組んだ路地に驚き、そこに懐かしい昭和や遠い明治や江戸を感じます。
岩村昭和百年地図
裏面の地図は昭和59年(1984年)から1年余にわたり、郷土史家の西尾精二氏(昭和2年~令和4年)が西尾一枝氏(明治40年生まれ)を中心に町に詳しい古老からの聞き取りを基に作成された労作「大正時代・岩村城下の町並み図」(「歴史掘り起し読本いわむら」1巻掲載)をできる限り忠実に再現し、読本中の蘊蓄や写真を転載したものです。
原作の情報を尊重しながら地図縮尺を少し修正しながら3枚に分割し活字化を試みました。
原図(原作)は、平成20年~令和3年西尾精二氏編著発行の「歴史掘り起し読本」(1,2,3巻)「いわむら郷土読本」(4,5,6,7巻)に詳述されているのであわせてお読みください。
岩村散歩道
小一時間で寄り道できる4つのエリア
歴史のこみち
戦国時代からの数多のエピソードと江戸時代の武家屋敷の名残をそこかしこに感じられるエリア。源吾坂あたりはそんな風情が満ちています。また北に登城坂を800m上がれば岩村城址、西に足を延ばせば日本一の農村風景が出迎えてくれる。
- 角が整えられた石垣と野面積み
- 石積みと白壁倉庫、川沿いの風景
- ステキな器を「ご自由にどうぞ」と書かれている。心惹かれるけどタダだと逆にもらいづらいよ~
- 西町新町の「道標」は単なる道標ではなく、「追分」の表示(道標)である。追分(「京へ」と「名古屋へ」の分岐)を強く表示する必要があると思う
町家の路地
小路を一歩入れば別世界。450年間流れ続ける天正疎水の水音に耳を澄まし、床几に座る老人に声をかける。そこには立派な表通りとは違った暮らしの知恵や喜びが詰まっている。
- 西町新町の「道標」は単なる道標ではなく、「追分」の表示(道標)である。追分(「京へ」と「名古屋へ」の分岐)を強く表示する必要があると思う
- モミジ、少し剪定してあげたい
- ステキな器を「ご自由にどうぞ」と書かれている。心惹かれるけどタダだと逆にもらいづらいよ~
- 水路の横、二階のでっぱりの下を潜り抜けられる
野良のこみち
空が広い。田んぼの畦道から遠くお城山を望み、野の草を摘む。寺の階段を上がれば眼下に明知鉄道が見渡せる。子ども園に小学校に子どもらの声が響く。子どもの頃こうして道草ばかりしていたっけ。
- 大きな木々、語り掛けてくるよう…
- お寺の名残、神様の隠れ家?
- 立派な石垣、この上に何があったのだろう…
昭和の路地
ここには昭和がある。小さな工場や商店、立ち働く姿、行きかう人々。レコードの音、子どもの声、暮らしの音がそこここに聞こえる。日の暮れ時には夕餉の香りがしてきそう。
- 岩村駅構内に焼き肉屋がある、オドロキ!
- 水音、用水路、涼し気
- 大正の作り?顔に見える家